2021.07.26
未経験でも挑戦できる!DCGが研修に力を入れる理由とは
こんにちは、DCG Entertainmentの採用広報です。
当社では、新卒だけでなく中途未経験のデザイナーも積極採用しています。
そして、積極的に学習のための研修投資を行っています。
ただ、未経験からだと研修内容や時間など色々と想像が付かず気になるもの。
そこで今回は、DCGの研修を担当する教育課の杉本さんにインタビューをしました。 DCGの研修内容や研修に力を入れる理由などを語ってくれたので、未経験での応募を考えられている方はご一読ください!
杉本さんのプロフィール
未経験デザイナー向けの最大半年間の研修
ー 研修の内容を簡単に教えてください。
研修は入社タイミングに合わせて一人ひとり行います。
モデル、モーション、エフェクトという各分野での研修を分けて作っていて、それぞれの研修に「Off – JT(職務現場を一時的に離れて行う教育訓練)」と「OJT(実際の職務現場で業務を通して行う教育訓練)」という期間があり、これらを業務時間内に進めてもらい、最大半年間で研修を終える形になっています。
まず、入社後2〜3ヵ月間はOff-JTで基礎の部分の研修をします。
【Off-JTの研修内容】
・ツールの使い方
・基礎的な知識
・作成時の考え方
・応用 など
Off-JTで基礎が固まり、ある程度の応用ができるようになったらOJTへ移行して、実際の現場で製作に携わりながら業務の流れを覚えていきます。
この研修は新卒の方だけでなく、業界を目指して学んでいたがチャンスがなかった方など、業界未経験者も対象です。
ー 研修の設計を行う上で大切にしている価値観はありますか?
研修の設計を行う上では、研修からどう学ぶかということと、研修内容を常にブラッシュアップすることの2つを大切にしています。
研修からどう学ぶかというのは、研修プログラムをただこなすのではなく、研修を通じて、その段取りや考え方自体学習できているか、という点です。
ただこなすだけでは応用力が身につかなかったり、なぜそうしたのか根拠付けて考えられなくなってしまったり、実践で活用できるような自分で考える力が身につかないので研修プログラムを設計段階で意識しています。
また、ブラッシュアップについては、研修を受ける本人に研修中や研修後にヒアリングして行います。理解できた部分や、もっとこうして欲しかった、といった意見を聞きながら研修内容は常にアップデートされており、受ける人重視の研修を目指しています。
研修内容の理解度なども、実際に作業などをやってもらい確認しペースを合わせます。
ここまで研修に力を入れる理由
ー 研修を設けている背景を教えてください。
そもそもデザイナーは業界に人数が少なく、さらにはDCGは名古屋に本社を構えていることもあって東京と比較して経験者があまりいなかったという背景があります。
同時に、デザイナーに求められる実践的スキルは高いですが、職場以外で学習ができる場が少ないという問題点があることにも着目していました。未経験のデザイナーを採用し、教育を行うことは会社、デザイナー双方にとって良いのではないかと思ったんです。
そんな発想から、未経験者の研修に力を入れよう!とやってみたらうまくいったので、そこから全社的に研修や教育に力を入れるようになりました。
デザイナーとして働きたくて勉強していても、未経験者は働き口が少なく、入社できたとしてもいきなり案件にアサインされてしまうことが多いです。また、研修があっても終業後だったり、わからないことを聞きづらかったり等、まだまだ働きづらい環境が多いのも現実です。
研修制度に力を入れることは採用戦略としても未経験者にとっても良い流れなのかな、と思っています。
ー 研修は社内でどんな役割を求められていますか?
業界での就業経験がないと業務の流れ自体がわからない状態なので、初めての実務でもしっかりと流れに乗って製作にあたれるような実用的な研修が求められています。
研修制度があるのとないのとでは採用の難易度が変わってくると思っていて、会社を成長させていくための採用戦略の観点からも研修は必要不可欠です。
他のゲーム会社でも教育や研修を行っているところはありますが、それは新卒を教えるメンター制度などであり、未経験者に対してカリキュラムを組んで本格的に研修しているところは多くないと思います。
研修後の活躍は本人次第なので人それぞれですが、研修でしっかりと基礎から身につけることで活躍の幅を広げていくことは大いに可能だと思います。
研修プログラムは常にブラッシュアップされてきた
ー 今までのDCGの研修の変遷を教えてください。
DCG創設前の研修生が3DCG未経験でした。当時はスキルアップの為にOJTで業務と同じようなことをやってみてもらうところからスタートしました。
はじめはアサインされる案件の仕様書の説明をして「これと同じものを作ってください」と依頼していました。
研修に力を入れるようになってからは、誰でも同じように教えられるようにカリキュラムを作成することにしました。
一人しか教えられる人がいないとその人に別の業務があったときや不在のときに研修生の手が止まってしまうので、そのようなことがないようにしています。
その後、カリキュラムは業務の流れを細分化し、常にブラッシュアップをかけながら、ツールの使い方などの基礎の部分と応用の部分を加えて今に至ります。
ー 研修がうまくいかなかったエピソードを教えてください。
はじめは明確なカリキュラムがなく、仕様書の説明をしていただけで、依頼した製作物は作ることができても、考え方や対応力が鍛えられず一人前とは言えない状態でした。
ー どう対処したか教えてください。
製作物を作る上での基礎、例えば光の入り方などをなぜそうなるのか、という理屈から説明していくようにしました。
こうしたいからこういう光の入り方なんだよ、と根拠を元に説明することで、実際の作業を通して自分の中に落とし込めるようになっていったと思います。
研修が会社のチームワークを強くする
ー 研修が今のDCGを作っていると感じるエピソードがあれば教えてください。
研修を通じて教え合う文化が定着してきて、チームワークが強くなったと思います。
基本的に研修生に教えるのは私たち教育課の人間ですが、教えられない時間があったりすると自然と周りの人たちが教えてくれていて、助けられています。
今まで研修を受けた人たちがアドバイスできるようになり、チーム全体で育てる意識が生まれ、会社全体のチームワークが強くなりました。
研修を受けた人たちは自分たちが経験したことなので教えるのが上手だな、と感じます。
会社としてコミュニケーションをとるように心がけよう!と社内行事を企画している影響もありますが、研修を通じてさらにコミュニケーションが活発な組織になっていると思います。
現在はリモート業務がメインとなります。リモートで個々人は離れていても、コミュニケーションが活発になるように意識していて、ツールの導入など工夫しながら改善しています。
業務に併せて研修もリモートになりました。本当に(リモートで)研修ができるのかと質問をいただくこともあるのですが、リモートでの研修は「今日はここまでやりましょう!」と範囲を決めて進めてもらい、定期的に進捗の確認をしています。わからないことがあったり、つまずいたら気軽にバーチャルオフィスで聞けるようにしています。
研修後に期待する姿とは
ー 研修を通じてどうなってもらいたいと思っていますか?
まずは業務の内容と実際の業務のスケジュール感をしっかりと覚えて、研修が終わる頃には研修で得たことを応用できるようになっていてほしいです。 研修に留まらず、OJTを終えても自分で学習を続けていってもらえたら嬉しいですね。
ー 杉本さんが、一層チャレンジしたいことを教えてください。
モデル、モーション、エフェクトと各分野に分けて研修を行っていますが、モデルの研修生にモーションの勉強会を設けるなど、自分の専門分野だけでなく他分野の仕組みや楽しさが分かるように勉強会などにもっと力を入れていきたいです。
ー メンバーが増えたら、チームとしてやっていきたいことはなんですか?
一番は一緒に楽しく働いていきたいです。
楽しくというのは、自分から意見してそれをもってより良くしていけるといった意味で、意見があっても発言できない状況は楽しくないと思うので、そうならないようにしたいです。
ー最後に 候補者の方へメッセージをお願いします!
成長していける会社だと思うので共に成長していきましょう!
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